個人的偏見の世界史

個人的に世界の歴史をまとめる試みです。

ペルム紀

ジー1盤竜類の系統の子孫として、獣弓類がいた。

ジー1獣弓類は哺乳類型爬虫類とも呼ばれ、多様な歯を持っており、四肢は直立し体を下から支えていた。また、恒温動物であり、太陽の熱とは無関係に代謝調節が可能であった。

ジー1ペルム紀の初期には、モスコプスのような植物食の獣弓類がいた。体重は2tに及ぶ。初期の類弓類にはテトラケラトプスなどもいるを

ジー1ペルム紀の中期には、ディキノドン類という獣弓類が繁栄した。歯は上顎の犬歯を除いて存在せず、嘴を持っていた。植物食の類ではあるが、口に入るものは大体かき込んだ。小型犬サイズからサイの大きさまで、様々な種類がおり、穴を掘る者もいた。

ジー1ディキノドン類を捕食したのは、獣弓類と近縁なゴルゴノプス類である。上顎に大きな犬歯を持っていた。

ジー1肉食の獣弓類には、ゴルゴノプス類よりは小柄なキノドン類がいた。

ジー1ペルム紀の時間が経過していくと、キノドン類は衰退、小型化し、夜行性となった。また、脳は大きくなり、歯は切歯、犬歯、臼歯などに役割が分かれていった。体毛やヒゲなども有している。

ジー1パンゲア大陸に生えるシダなどは、以前ほど繁栄していなかった。そのため酸素は少なく、陸上に生活する動物には不利であった。

ジー1ペルム紀の末期、マントル・プルームとよばれる流れるマグマが、地中から上昇し、ぶつかった地殻を溶かした。

ジー1マントル・プルームは現在の中国辺りの地表に現れ、ガスを振りまいて海を酸性に変え、オゾン層を壊した。そのため紫外線が地球に届きやすくなった。

ジー1現在の西シベリア辺りの土地を砕き、マントル・プルームは地表に現れ、50万年もの間、灰、煙、ガスを振りまいてほとんどの生物を死滅に追い込んだ。地表は玄武岩に覆われた。

ジー1マントル・プルームから出てくる二酸化炭素により、パンゲア大陸の一部は生物が生息できない場所になった。

ジー1海水温は上昇し、藻類は居場所を移した。藻類の住むポリプは死滅し、ポリプによって構成されるサンゴ礁は打撃を受けた。サンゴが死んで白化すると、そこに住む生物も死に絶えた。

ジー1火山から噴出する二酸化硫黄は雲となり、そこから降る雨が土壌に至ると、森を構成する植物を焼いた。

ジー1植物が減ったことで、土壌は風雨で削られて、陸上の動物の死骸とともに海に流れ出た。こうして濁った海では、動物の死骸を栄養する腐敗菌が発生し、少ない酸素を更に減らした。

ジー1マントル・プルームの影響で、北極海の地下で凍っていたメタンガスは大気中に昇った。こうして地球の温度は更に上昇した。

ジー1追い討ちをかけるように、数千年周期で噴火が起こった。

ジー1環境が過酷な変化を遂げる中、三葉虫は完全に絶滅した。

ジー1棘皮動物ではウミツボミが絶滅したが。2種のウニは生き残った。

ジー1腕足類が絶滅する中、ほとんどの貝類は死滅したが、クラライアという二枚貝は生き残った。

ジー1獣弓類で生き残ったのはディキノドン類である。穴を掘る習性が命を助けたのかもしれない。