個人的偏見の世界史

個人的に世界の歴史をまとめる試みです。

石炭紀

ジー1石炭紀の最初、四肢動物のペデルペスが陸で生活をはじめた。6本目の指は退化していた。水辺にて小さな節足動物を食べていたようである。

ジー1四肢動物の中には、クラッシギリヌスのような足が小さく退化した者がいたほか、欠脚類という手足を失った者たちがおり、水中で生活していた。

ジー1石炭紀のヒガゲノカズラ類は薄片によって光合成を行い、繁殖の際にだけ成長し、胞子を撒き散らした後に枯れるという一生を過ごした。

ジー1ヒガゲノカズラ類の成長には二酸化炭素が使われる。そのため大気中の炭素は数を減らし、温室効果ガスの現象により南極周辺の氷河が拡大した。

ジー1ヒガゲノカズラ類の光合成により、大気中には酸素が増えた。そのため湿地帯においても落雷があれば木が燃え上がり、多くの炭ができた。

ジー1両生類は卵が危険に晒されるのを防ぐため、産む場所を工夫するなり、卵をゼリー状の塊にして植物に産み付ける者もいた。また、卵から小さな成体のような姿で産む者もいた。

B2186 21世紀より3億年以上前、両生類から、乾燥に耐える羊膜を持つ卵を産む、羊膜類が進化した。

ジー1古い羊膜類の卵の殻は、柔らかいものであった。彼らは産卵に多くのエネルギーを使う必要がなく、湿度の高い場所に産めば、後は放置してもよかった。

ジー1パンゲア大陸の最南端は、氷がなくなった。また、北と南の大陸が融合し、赤道付近の温暖な水の循環は滞った。

ジー1赤道付近の水の循環の停滞により、パンゲア大陸の東側にあるテチス海は季節性を持つようになり、定期的なモンスーンの雨が降るようになった。

ジー1湿気を必要とする、ヒガゲノカズラ類を中心とした熱帯雨林は、テチス大陸の極東の南部を除き、季節性のある気候に晒されて縮小した。

ジー1森林の現象により両生類は数を減らしたが、爬虫類には乾燥に適した者があらわれた。

ジー1爬虫類のディアデスクスは砂漠に暮らし、四肢動物では他に先駆けて菜食を取り入れた。

ジー1植物は動けないため、捕食されないために細胞が消化されにくいセルロースに覆われている。植物食の動物は、腸内のバクテリアで植物を発行させながら栄養を取らざるを得ない。そのため植物食動物は腸が大きくなり、体自体も大きく、動きが鈍重で、多くの時間を食事に費やすようになった。

ジー1植物食動物にはパレイアサウルス類や、エダフォサウルスなどの盤竜類がおり、それらを捕食する者としてエリオプスがいた。エリオプスと覇権を争っていたのは盤竜類のディメトロドンなどである。

ジー1エダフォサウルスやディメトロドンは背中に帆を持っており、それを太陽に当てることで、活動するために必要な体温を速やかに得ることができた。

ジー1盤竜類には大きさの異なる歯を有しており、効率的な食物の処理が可能となっていた。